〔056〕八塔寺山 (539m)

2006年06月11日


右端の二十番石仏と登山道。
岡山の山に戻る

岡山県備前市吉永町加賀美
Road Map :上郡町からの県道90号線から県道426号線に入る。
Route Map:風光明媚で牧歌的なふるさと村の公園に車を停める。
よくは判らないが八塔寺山腹には八十八ヶ所の石仏が置いてあるようだ。
少し歩いただけでも次々と石仏が現れそれぞれに札番が表示してある。
石仏ファンにはもってこいの場所ではないか。
興味の湧かないおいらは通り過ぎるだけ。
標高差:140m
ネットで調べてみたが
  この岩壁の祠のことを書いているサイトは見付からなかった。
自分一人が興味を抱いているだけで、どうと言う事のない祠なのか。
鳥居より更に上に登れるルートを見付けたが、一人では怖いので今日は登るのを控えた。
同行者が居るときにでもチャレンジしてみたい。

岡山100山
  距離的に岡山は近いのだが登ってみたいと思う山は少ない。 今日の様なついでがないと
”八塔寺山”に登るチャンスは無かったと思う。 が、詰まらないだろうと思っても、
その詰まらなさを確認して於きたいのが性分でもある。
岡山サーキットには十年以上前から時々ロードレースを見に行っているが、その道中の県道90号線に気になるものがあった。 切立った崖の上に赤い鳥居が見えるのだ。 いつかは登りたいと思っていたが、これの為だけに行く程のものではないと伸びゞになっていた。 友達が参戦するロードレースは午前中で終わることが判っていたので謎の鳥居まで登ることにした。
八塔寺山はそれのおまけで登るだけで別段、興味は無かった。
県道426号線から見た ”八塔寺山”は、ただの里山にしか見えなかった。
登山口の表示を見付けて登り始める。
確かに ”行者堂”はあったがくさり場は見当たらなかった。
桧林を抜けると17分で展望の良い東屋に着く。
東屋からの展望はすばらしいらしいが、梅雨空で霞んでおり
近隣の山が見えるのみ。 その近隣の山も山名は同定出来ない。
展望東屋からは先程までロードレース観戦をしていた ”岡山国際サーキット”が見え、
アナウンスまで聞こえてくる。
行者堂”を経て、25分で ”八塔寺山”(539m)の山頂に着く。
山頂は薮山の中に三角点があるのみ。
予想通りなのでがっかりもしない、直ぐに下山する。
十数年前から岩壁上の赤い鳥居が気になっていた。 登れるのか?
道は有るのか? 登山口は? 鳥居の奥には何があるのか?
と色々気にしながら車から見ていたのだが今日やっと登る時が来た。
”ふるさと村”の登山口から見た山頂。正面の白い建物は ”日吉神社”。
ズームで撮った鳥居部分。 鳥居が建っているのだからは道あるだろう。
鳥居の後ろの洞窟は深いのか? 興味は一杯湧いて来る。
鳥居を潜ると、急登ではあるが参道がしっかりと付いていた。
登り道のヒノキにへばり付いていた初めて見るキノコ。
大きさは3cm程で美味しそうな感じ
。 名前は例によって判らない。
洞窟探検が出来ることを期待したが、浅い割れ目に小さな祠が鎮座しているだけであった。 これで胸のモヤモヤが取れたが、大したものが無く少々がっかりである。
急登を10分程で赤い ”鳥居”に着いた。
ここまで危険箇所は無かったが下りは滑り易そうなので要注意か。
鳥居から見下ろした風景。 田んぼの向こうは県道90号線。
いつもあの道から鳥居を眺めていた。
〔 謎の赤い鳥居 〕
Route Map:県道426号線の入口に登り口がある。
Route Map:岩壁の鳥居までの参道があった。
ふるさと村
  八塔寺山の麓に広がるふるさと村は古民家、神社、仏閣が多く観光エリヤになっている様だ。
今日も観光バス3台が民俗資料館を含めた散策に来ていた。 山よりはふるさと村に魅力有り。
岡山100山』  八塔寺山は序であり、目的は岩壁に見える謎の赤い鳥居であった。
はっとうじさん
もし、鳥居まで登れるなら行ってみたいものだ。
川沿いの広い道の終点に岩壁の鳥居と同じ鳥居が立っていた。
展望東屋から見た加賀美地区方向の展望。
”ふるさと村”の無料駐車場に車を停める。
後日、ネットで調べてみるとサルノコシカケ科 ”カンバタケ”の
仲間らしい。 毒は無いが、食べても不味いらしい。